【Click】スペインワーホリ渡航前にこれだけ読もう!【Click】

スペインのトマト祭り【トマティーナ】参加完全ガイド!!

スペイン生活情報

毎年8月の最終水曜日に開催される、トマトを投げ合う不思議なお祭り

『La Tomatina』トマティーナ

日本ではテレビ番組にも取り上げられ有名になったこのトマト祭り。

今回バルセロナからトマティーナに参加してきました!!

驚異の会場の盛り上がりや現地の周辺の様子、トマティーナに参加する際のトマティーナ攻略法を交えて楽しいお祭りの情報をお伝えしていきます。

スポンサーリンク

トマティーナが開催されるのはブルーニョの細い1本の通り

トマティーナが開催されるのはバレンシアからバスで1時間ほどのブルーニョという小さな田舎街になります。

バレンシアまではバルセロナから車で3時間ほどの距離。周りには工場がぽつぽつとあるのどかな街です。

なぜこの街に世界各国から人が集まるお祭りが開催されてるのでしょうか??

1945年、住民の喧嘩の際に八百屋の前でトマトが投げ合いになったことがトマティーナの起源といわれているそうです。そしてその翌年の同じ日にもトマトを投げ合ったことからトマティーナのお祭りの歴史が刻まれてきたようです。今日にわたる歴史の途中には、だんだんお祭りが過激化したこともあり、過去に2度程お祭りが禁止になったこともあるようです。住民からの抗議により、お祭りはその度に復活し、こうして現在では地元以外の人が参加するお祭りとなりました。

地元の人口を超える参加者が世界各国から集まるトマティーナ。今ではスペインでも長い歴史の伝統的なお祭りと言われています。

 

小さな街ではお祭りにそなえ、準備が行われます。

地元の人は家が汚れないようにビニールシートなどで壁を覆って当日に備えます。

トマティーナ当日の前には前夜祭が行われ、露店や移動遊園地などで街はいつもと違う様子に変わります。

当日の朝は、朝早くから音楽がなり響き、朝からビールやサングリアを楽しむ人がほとんど。前日の前夜祭から飲み続けている酔った人もたくさんいるので会場に辿り着くまでもお祭りに向けて盛り上がりを楽しむことができます。

 

スポンサーリンク

トマティーナ参加方法や料金、ルール

トマティーナの入場料

トマティーナは毎年約2万人以上の人が参加するお祭りとなり、参加にはチケットの購入が必要となります。

トマティーナの参加費は10€で当日にリストバンドと会場で引き換える必要があります。(バスツアーなどに参加する場合は参加費が料金に含まれており会場に着く前にバスの中でリストバンドが配布されます。)

各主要都市発着の便利なバスツアーもあります

トマティーナは個人でチケットを購入し参加することももちろんできますが、開催されるブニョールは周りに観光するところはほとんどありません。トマティーナの為だけに街に行くことになります。また、バレンシアのホテルなどもその日は値段が高くなる為、早めに予約するか、各主要都市からのバスツアーがおすすめです。

バルセロナからのバスツアーは約70€で参加することができます。日本の会社の開催しているものは少し割高で90€〜となっています。

私が利用したバスツアーは深夜2時半にバルセロナを出発し、朝8時ごろ会場に到着。

お祭りの後は午後2時に会場を出発し、夜の7時にバルセロナ市内に帰ってくるというスケジュールでした。

トマティーナ参加の際のルール

トマティーナにはいくつかルールがあります。

  • トマトは潰してから投げる
  • 他人の服を破らない
  • 会場にはカバン・ウエストポーチ・自撮り棒は持ち込めない
  • 一つのハムによって祭り開始とする
  • 終了の合図の後はトマトは投げない

潰す前のトマトは当たると痛いため、トマトはつぶしてから投げるのがルールとなっています。

当日は酔っている人が盛り上がり他人の服を破るという危険があるのでルールでも他人の服を破ることは禁止されています。

そして、人を傷つける可能性のある物も会場内には持ち込み禁止。バスなどに置いてくる必要があります。または入場の際にゴミ箱に捨てることになります。

私はペットボトルのお水を持参しましたが、キャップを捨てれば持ち込み可能でした。

そしてこの公式ルール以外にも気をつけなければいけないポイントがあります。

  • ビーチサンダルは足を踏まれる可能性があるので捨ててもいい靴で参加する
  • 女性は紐の水着のみでの参加を避ける(過去に紐を解かれ水着を取られてしまった方もいるため)
  • 防水のスマホケースは必ず服の中にしまっておくこと
  • 服は捨ててもいい白いものがおすすめ!

当日会場の通りは人で埋め尽くされるので、足を踏まれる可能性が非常に高いです。洗い流しやすいビーチサンダルで参加しがちですが、怪我を避けるためにも靴で参加しましょう。

下着ではなく水着を着用し、その上に服を来て参加することをおすすめします。水着は中に着用しているため、濃い色の水着であればそのあと洗えばまた使用することができます。

首元も背中も紐タイプのものはどさくさに紛れて取られてしまう可能性があるのでストラップタイプの物をおすすめします。

毎年窃盗が多発しているため、入場の際に警察の人にも注意されますが、スマホケースは上に来ている服の中にしまいましょう。

着用する服は、トマトで染まったことがわかり安い白色がおすすめ!!ですがもちろん他の色のいらない服でもお祭りは十分楽しむことができます。

また、スマホケースやゴーグルは忘れてしまっても当日会場の周りでたくさん売られているため購入することが可能です。

トマティーナ会場付近の様子

スポンサーリンク

トマティーナ当日のタイムスケジュール

トマティーナ当日の朝9時ごろに『パロ・ハボン』という石鹸棒が通りの中心部に設置されます。

石鹸棒とはその名の通り、長い棒に石鹸が塗られたものになります。

そしてこの石鹸棒の上には生ハムが吊り下げられており、この生ハムを参加者が取るとトマティーナの開始となります。

ですがこの石鹸棒、つるつる滑る上にみんながヒーローになる激しい競争のため、もう何年も生ハムを取れない年が続いているそうです。2019年の今回も結局生ハムを取れるヒーローは現れず、11時のタイムリミットを迎えてしまいました。11時までに生ハムが取られなかった場合は号砲の合図と共にトラックが走り出しトマト合戦の開始となります。

約2時間石鹸棒で生ハム採りが行われている間・・・

会場の細い通りでは水かけ祭りかのように通りで住民の方が参加者に水をかけています。

参加者の方にホースから水をかけたり、バケツで頭から水をかけたり、お祭りの前の儀式なのでしょうか?!まだお昼を迎えていない時間帯のため、お水をかぶると日向にいなければ結構寒さを感じてしまうので、お水にかかりたくない方はご注意を!!

11時前になると会場の通りは人で埋め尽くされ、多くの人がトマトを積んだトラック待ちとなります。

トマティーナ会場当日の様子

そして号砲の合図でトラックが動き出します。

 

トマトを積んだトラックに乗ったスタッフの人から参加者にトマトが投げられ、そのトマトを広い参加者がトマトを投げ合います。

トマティーナ当日の様子

 

トラックから投げられるトマトはまだ潰れていないので当たると結構痛いです・・!

そして拾ったトマトは手や足で潰してから投げるのがルールとなっています。

動画はこちら↓↓

開始から約40分間の間にトラックが5台ほど通りすぎ、およそ160トンものトマトが投下され参加者は徐々にトマトまみれに・・・

そして終了間際にはもう形の崩れた液体のトマトを掛け合う始末!

 

個人的な感想としてはかなりトマトの匂いがきついかったです!!

ですがこれも思い出ですね。

約1時間たつと再び号砲がなりお祭り終了の合図。この号砲が鳴るとトマトはもう投げてはいけません。この合図と共に参加者が出口へと向かうため移動するのがかなり難しくなります。

混雑を避けたい方は時間を見ながら早めに人をくぐって出口に移動することをおすすめします。

そしてお祭り終了のあとは民家などで体についたトマトを流してくれる場所がいくつか設置されています。ここも長蛇の列ができてしまうので、ツアーなどであまり時間に余裕のない方も早めに移動しておいたほうがいいかもしれませんね。

ちなみにこのシャワーですが、民家がボランティアで行っている場所もあれば、有料のところや、露天の側で2ユーロなど払って流してくれるところなど様々です。

 

髪の毛もこのようにトマトまみれになってしまうので、シャワーはあくまで着替えや乗り物に乗れる程度だと思っておきましょう。

トマティーナ当日の様子

 

お祭りは約12時ごろ終了し、そこからは参加者の方は周りのバルや露店でお酒を飲んだりバレンシア地方の郷土料理・パエリヤなどを食べたり、路上で体を焼く方など過ごし方は様々でした。

 

トマティーナ当日の様子

バレンシアの郷土料理・パエリヤ

人生でトマトを投げ合うなんてなかなかない経験、本当に楽しめました!!また参加したいと思うくらいのトマティーナ。海外ならではのお祭りでした。

残念なことにこの日参加していた日本人の方が6名ほど携帯電話をスられ、着替えている際にカメラを盗られた方も。

楽しいお祭りですが、日本ではないことを常に頭に置いて貴重品には十分注意して参加してくださいね!!

トマティーナの公式サイトはこちら

各都市からのチケットもこちらから購入することができます。

8月の最終水曜日、ブニョールの街を赤く染めるトマト祭りに是非参加されてみてはいかかでしょうか??