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バルセロナで日本人がスリ・盗難に合う確率が3倍の原因とは?

コラム

空き巣事件からちょうど1週間が経ちました。

昨日大家さんと3人で警察に被害届を出しに行ってきました。

なかなか経験することのない、現地の警察で見たバルセロナの街の実情と、スリの多さについて。

 

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空き巣事件の当日から警察に行くまでの流れ

事件から1週間経ち、大家さんが帰って来るのを待ってバルセロナの警察へ行ってきました。

(空き巣被害の事件の話はこちらをご覧ください)

【悲報】スペインで空き巣被害に合い大切なものを失った話
今日はとってもとっても残念なお話を書いていきます。 バルセロナに来てちょうど3ヶ月が経とうとしている今、語学学校の...

【当日】

事件当日、警察に渡されたのは紙きれでした。

日本で空き巣にあった事がないので日本の場合はどうなのか分かりませんが、

スペインではこの紙切れを持って指定された警察署に被害届を出し行ってこい。

とのこと。。。

1週間の間このぺらぺらの紙を無くさないかが不安で仕方なかったです。

【翌日】

事件の翌日には鑑識が家に来ました。

ドアを開けると私服の警官が2人立っていて、初めは本当に警察かわからず驚きました。

一人の男の人が警察手帳みたいなものを出して見せてくれました。(よくドラマでみるシーン)

本当にこうゆう事をするんだ・・・と思いました。書類を見て名前を確認して来ますが、

ひたすら『NAOKI? NAOKI?』って名前の確認・・・性別変わってるから笑

名前を訂正し家の中に通し、二人組は家の中でいろんなものに粉をつけて指紋を探していました。

この日は家の調査状況を書いた紙にサインして終わり。

【3日後】

そして事件発生の3日後、ルームメイトが帰って来るのに合わせて私も家に帰る事ができました。

ドアを開ける瞬間や、一人で家にいるときに物音が家の中でするだけで怖くなって泣き出したりしてましたが、誰か一緒にいるとやっぱり安心します。

なるべく一人で家にもいたくないと思っていますが、慣れて元の生活に戻るしか方法はないんだと思います。

【6日後】

そして木曜日、スペイン人の大家さんがバケーションを切り上げ家に帰って来てくれました。

3人で無くなったものなど確認し合い、翌日警察へ一緒に行く事に。

【1週間後】

私たちが指定された警察はエスパーニャ広場にある警察署。

館内は警察官や他の被害者の方がいるので写真はここまで。

窓口で大家さんが何の被害届けに来たかを説明して順番を待つ事に。

ここまでがざっとした流れです。海外で空き巣に合う経験なんてしなくていい経験ですが、

命が無事だった以上、これも経験と前向きに考えていきます。

被害届を出すのがいつまでなのかが謎なところでしたが、スペインの警察に行ってびっくり!!

驚いたのが順番を待ってる人の多さなんです。

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スペインの警察署で見たスリ・盗難にあったたくさんの人たち

受付を済ませて来た大家さんが私たちに言ったのは、

『前に8組くらい同じ内容で待ってるから、少なくとも1時間は待つ。』

と。。。

1時間待つのはともかく、そんなに空き巣に合った人いるの?!って事に驚きました。

あと・・・絶対1時間以上かかるでしょ・・・

館内には、また別の行列ができていて、何とその行列はスリや置き引きに合った人達の列でした。

現地の人ではない、明らかに旅行者の人が警察官に対応してもらうのを待っていました。

中には泣きながら説明している人も。大切なもの取られたんだろうな・・・。

結局私たちが呼ばれるまで2時間ほど待合室にいたのですが、その間にも絶えず新しい被害者が警察に入って来ていました。

本当にスリが多いんだな・・・とまさに肌で感じる状況に置かれ、すごい街だな。。。と思っていると、バルセロナで数少ない日本人の知人に似た人を発見。

声をかけてみると、経営しているジャパニーズレストランの鍵を壊されて被害届を出しに来たとのこと。

一体この街はどうなってんだ・・・

待ってる間に大家さんが隣のスペイン人と雑談していましたが、その人たちはバルで朝食を食べているときに席に置いていたカバンを隣の人に持って行かれたとのこと。

この街に来てからご飯を食べる時は常にカバンは持ったままで過ごして来てますが、実際それって結構疲れます。リラックスして外食できないというか。

でもまぁそういう国だから仕方ないです。郷に入っては郷に従え的な感じで常に身構えておく必要があります。

特に私たち日本人は。

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日本人が犯罪に合う率は他の国に比べ約3倍

大家さんが仕入れた現地の情報によると、今バルセロナでは他の国の観光客に比べ、日本人が犯罪にあう確率は3倍だそうです。

なぜか?

  • 日本人は平和ボケしすぎてる
  • 日本人のパスポートは高額で転売できる
  • 高額なカメラやiphoneを持っている。
  • 歩きスマホ率が高い
  • 現金を多く持ち歩いている

などの理由が挙げられます。

まず最初に、先日もブログに書きましたが、日本はおそらく世界で一番平和な国でしょう。

一人で席にカバンを置いたままオーダーに行ったり、リュックに貴重品を入れて歩いたり、ショルダーバックのチャックが空いていたり。

無くなった財布が返ってくる国なんてある意味おかしいくらいです。

酔っ払って道端で寝てる人とか東京でよく見るけど、何も取られないのが不思議だなって思います。

 

そして次に、日本のパスポートは高額で転売されるそうです。

日本人はあまり知っていないかもしれませんが、日本のパスポートは世界最強と言われるくらい、観光でもビザがなく入れる国が多いです。(2019年2月の時点で世界1位・190カ国にアライバルビザで入国できます)

手口はよくわからないのですが、パスポートを取られたと思っていた事件当日、職場の先輩に『パスポートなんか取っても何になるんでしょうか?泣』と質問した際に教えてもらったのが高額転売の話でした。

おそるべし。

そして次は高額のカメラやiphoneですね。これは日本人の私から見ても思います。

高そうなカメラを首からいくつも下げてる人や、バックに入れずに持ち歩いている人。

バルセロナの街にきていい写真を撮りたいのは分かるのですが、確実にいろんな手口で狙われるので覚悟を決めて歩いてください。

歩きスマホも加えて言えるのですが、マップを見て歩いたりインスタのストーリーズとかやっぱり投稿したいですよね。。。今まではスリが多かったバルセロナですが、今はひったくりも増えているので、ストラップでカバンに繋いでおくとか、携帯をだすタイミングが多い人は対策を考えましょう。

とは言っても私も生活している中でマップを見たり待ち合わせのメッセージを返したいタイミングってやっぱりあります。でもそういう時は立ち止まってなるべく壁の方に立って、全力で携帯握りしめて携帯を触るようにしています。

そして最後は、現金を持ち歩く額が多い

という事。そもそも日本は現金で支払いをする人や回数が海外に比べて多いです。

バルセロナではカフェやスーパーで500円くらいの支払いでもカードですることが多いです。

(クレジット決済の印象がありますが実際はデビット機能で銀行から即引き落としなので現金と同じ感覚で使用することができます。)

それに比べると日本で500円くらいの決済にカードを使う人って珍しいですよね。日本ではまだまだ現金で支払う文化があるので、観光の際も日本人は現金を多く持ち歩くことが多いそうです。

過去に私の友達はバルセロナの銀行で現金を下ろした後すぐにスリに合い全額を失っていました。

『10万下ろしたところで・・・』と言ってましたがまずそんなに下ろすこと自体が危ないので降ろすとしてもこまめに下ろすようにしましょう・・・

上記の理由から日本人がスリや盗難のターゲットになる確率は他の国に比べ高くなっています。

スリは色々な手口がありますが、実際に私が見たケースを紹介すると、

朝の混雑時に電車に乗ろうと二人組の男が乗車し押し込んでくる→頑張って乗ろうとする(この間に何か盗ってる→頑張ってた割にドアが閉まる直前で諦めて降りる

という方法でした。発車した後にモノがなくなっている事に気づいても次の駅に着くまで電車は降りれないので犯人も余裕で逃げれますね。

もう一件は、特に混んでいる訳でもない午後の電車の中、私の前に一人の男の人が来ました。

何で空いてるのにわざわざ私の前に・・・?と思い警戒しているにも関わらず、

腕に服をかけてカモフラージュし、リュックに手をかけてチャックを開けようとしてきました。

大胆すぎる行動にびっくりしたのですが、この大胆さで成功してきているんでしょうね。

バルセロナのみに限らず、人の多い観光地では同じことが言えると思います。

楽しい旅行の思い出が、大変だった思い出に変わらないようにできることから気をつけていってくださいね!!


 

話は少しスリにずれてしまいましたが、無事警察への届け出が済みました。

行ったことがない警察の中に行ってドキドキしましたが、もう二度と来ないですむように生活していきたいと思います・・・。

スペイン人の友達に今回の事を話すと、『Welcome to Barcelona!!』と笑いながら言われました。

それくらい気楽にいった方がいいのかな・・・笑