マツエクサロンを開業、今いるサロンから独立を考えている方に、私が実際に開業・独立した際に重要だと思ったポイントをお伝えしていきます。
私は大手サロンで働いた後に東京都内でフリーランスとして独立しシェアサロンで働いた後、山梨でマツエクサロンを開業しました。
実際の経験談から参考にしていただければと思います。
出店する地域のマツエクサロンのリサーチと物件の安全性
まず最初に検討しなければいけないのが出店エリアですよね。
元々東京都内で施術をしていた私が山梨へと移ったのは、旦那の田舎だったからという理由だったのですが、出店を決めたのはその地域にマツエク専門サロンがなかったからでした。
”出店を考えている地名+マツエク”
で検索するとその地域にどのくらいマツエクサロンがあるのかを知ることが出来ます。
もう既にたくさんマツエクサロンがある地域に出店しても新規獲得が難しくなってくるので、物件選びの際にはまず自分の出したいエリアや最寄駅周辺にどのくらいマツエクサロンがあって、どのくらいの価格帯なのかを調べてから不動産屋に行くことをおすすめします。
そしてエリアが決まると次は物件ですよね。
ここでは個人の方が独立・開業する際にフォーカスして説明していきますが、個人的におすすめしたいのはマンションの一室での開業です。
これは都心部と田舎によってできるか出来ないかが大きく変わってきてしまうのですが、
まず都心部ではマンションの一室でマツエクサロンやネイルサロン・エステなどされている方が本当に多いです。これは都心部ならではで、大家さんがテナントとしての賃貸を許可しているから可能となっています。ただ美容所の開設届ける際には住居との併設はマンションでは難しいです。(住居との区画や手洗い場の個数がクリア出来る物件がほとんどないため)
マンションの一室で開業するメリットとして挙げられることは、”安全性”です。
女性一人でお店をするって少し不安な面もあると思います。マンションですと予約の時間に来るお客さんを確認して通すことができるので、施術者もお客さんも安心して過ごすことが出来ます。
私も開業の際は本当はマンションの一室で出店したかったのですが、田舎では、近隣の迷惑を考慮したり、マンションをテナント用に貸し出ししている物件がありませんでした。
その為、テナントビルの2階にある物件を選びました。田舎で物件選びに重要なのは駐車場のスペースになります。特に女性のお客様は駐車場の止めやすさも需要なポイントになります。
マツエクサロンは基本的に静かな空間での施術になるので、隣に入っているテナントは何なのか?壁の薄さや音の響具合なども見学の際は気をつけてチェックしててください。
集客ツール
そして物件の目処が付いてきたら・・・
というより物件の目処がつく前から始めておいたほうがいいのが集客の下準備です。
集客をどんな方法で行うか?というところでは、様々な手段があります。
- ホットペッパーを利用する
- その他の広告媒体に広告費を払い掲載する
- SNS(InstagramやFacebookを活用する)
- ポスティングを行う
- 自身でサイトを作成し、広告運用をする
- 顧客からの紹介
などといったところでしょうか?
個人的には1,2は広告費に対しての費用対効果が低いこと、
3,4は反応のパーセンテージが低いこと、
それに対し効果的なのは5,6だと思っています。
まずお店のサイトはカッコよさやデザイン性よりも、どんな施術をするお店で、どんな人が働いていてるかをお客様が見て情報が詰まっているものにする方が好ましいです。
そしてそのサイトを自分で広告運用(グーグルのリスティングやFacebookやInstagramの広告など)する方が、効果的といえます。
実際山梨でサロンを出店した際は5番の、自身でサイトを作成し、広告運用をする
という方法で集客を行っていました。
6番の紹介に関しては、技術、アイデザイナーのキャラクターなどお客様が自然と他の方に勧めていってくれるのを待ちましょう。紹介で来てくださったお客様ほどリピートしてくださる確率が高いです。
独立・開業の際に削減できる初期コスト
物件も決まり、集客の準備と平行して行っていきたいのが商材の発注ですよね。
マツエクサロンには美容室のようにディーラーが来て新しい商品の紹介や卸価格での販売といったものがないので、個人で発注をすることになります。
元々いたサロンで使っていた商材や仕入れたい商品が決まっている際におすすめなのがフーラストアです。品揃えは日本最大級で商材は業界最安値水準での購入が可能。
平日16時までの発注で当日出荷もおすすめのポイントです。
道具でコスト削減
これ現役のアイデザイナーさんならわかると思いますが、
一番消耗するのが早いエクステはCカールの0.15ミリの9、10、11ミリだと思います。
つまり、初めの初期段階で全ての毛をフルで揃える必要は無いのです。
というのも・・・マツエクの商材のいいところって、MIXのケースの販売があるところなんです。まず最初は自分のお店で揃えたいカール・太さのMIXのケース・Cカールのo.15ミリ9,10,11ミリなどというように、MIXとメインの商材を購入し、なくなっていくものから単品のケースでの購入をしていくことをおすすめします。
14,15ミリはあまり使わないけど無いと困るかも・・・などの不安もこれで解消出来ます。
クレジット決済も初期費用ゼロで導入
そして今の時代カードでの支払いが多いため、クレジットカード決済の導入は必須になっていますよね。
山梨で出したサロンは地域的にかあまりクレジットカードで支払う習慣が内容でしたが、中にはクレジットでポイントをためているかたもいらっしゃる為、(特に主婦の方に多いです)お客様からの要望に応えてクレジットカードの決済を導入しました。
導入してみると、クレジットで払う方が増えたのでやはり導入して正解だったなというのが正直な感想です。
私がサロンで導入したのはSquearというスマホやタブレットでカード決済できるカードリーダーの端末です。
普段自分が外でカードを切るときによくみる黒いカード決済の端末は約8万円のコストがかかる為、同業者に勧めてもらったスクエアの端末にしました。
使い方はごく簡単。スマホのイヤホンジャックに端末を差し、アプリを起動させるだけ。
月額固定費が無料で、カードリーダーも実質0円で導入することができます。詳しくはこちら。
スクエアのいいところは、朝クレジットの機械の電源を入れ忘れていて決済のタイミングでお客様を待たせることになった・・・などのミスもありません。出張などでの施術の際にも持ち歩けるので店舗以外の施術でもクレジット払いに対応することが出来ます。
なるべくなら抑えて節約したい開業コスト。この2つのポイントを抑えて初期費用を削減しましょう!!
ここに書いたことは私がマツエクサロンを開業した際に大事だなと思って書き留めていたポイントです。これから開業・独立する方の参考に少しでもなれば良いなと思います。
開業に向けて準備したり、必要な書類を集めたり、大変なことも多いですがその反面やはり自分の働きたいお店づくりをできるって良いですよね。
もし質問などあれば気軽にメッセージも気軽に送ってくださいね!!