今Instagramで話題のパリジェンヌラッシュリフト
“次世代まつ毛パーマ”
“願いが叶うまつ毛パーマ”
“まつ毛矯正技術”
と呼ばれるその技術は、従来のまつ毛パーマとは一体何が違うのでしょうか?
本日は、現役アイデザイナーが
今流行りのパリジェンヌラッシュリフトについて解説していきます。
次世代まつ毛パーマ・パリジェンヌラッシュリフトとは?
日本ではもう何十年も前からまつ毛パーマという技術が存在し、根強くお客様に愛されてきていました。しかしこのまつ毛パーマと呼ばれる技術は、実は美容室の施術ではグレーゾーンと言われています。
“まつ毛カール”などと称しメニューに存続しているお店もあれば、メニューから姿を消していったお店も少なくはありません。
そんな中、2017年ごろから流行りだしたラッシュリフトという技術。
直訳すると “上がったまつ毛” になるのですが、根元からまつげを立ち上げるまつ毛パーマが欧米で流行り、そのブームが日本に流れてきたようです。
Instagramでも♯Lash lift などで検索すると一目瞭然。
投稿件数約170,000,000件
ラッシュリフトは今、世界中で流行っているようです。
マツエクのブームから、より自然な目元を求める女性がたどり着いたのが、
かつてマツエクが流行る前に主流だったまつげパーマ。
そのまつげパーマが少し進化し再流行したのがラッシュリフトになるのです。
そしてラッシュリフトの種類の一つが、パリジェンヌラッシュリフト。
(他にはケラチンラッシュリフトやアイリッドアップパーマなど)
パリジェンヌのように、自然美でありながらも、すっとマスカラを塗るだけで魅力的な目元を再現するのが
パリジェンヌラッシュリフトの由来ということのようです。
まつ毛パーマの名称を現代風にカッコよくしただけ?と思いますが、
パリジェンヌラッシュリフトには、従来のまつ毛パーマとは決定的に違う点があるのです!!
パリジェンヌラッシュリフトとまつ毛パーマの仕上がりの特徴の比較
では二つのパーマの特徴について、ご説明していきます。
従来のまつ毛パーマの特徴
従来のまつ毛パーマは、根元から毛先まで緩やかなカールをつける技術。
ビューラーを根元・中間・毛先と3度に分けてカールをつけた時のカール感が仕上がりのイメージです。
使用する薬剤は、髪の毛にパーマをかけるときと同じ種類のお薬。
まつげの形をつけていく “ロッド” と呼ばれるシリコンの器具は、仕上がりのカール感によって使い分けるものになります。
施術時間は最短30分から。料金はサロンにより変動が激しいですが、平均は2500円前後。
パリジェンヌラッシュリフトの特徴
パリジェンヌラッシュリフトの特徴は、自身のまつげの長さを最大限に魅せることです。
根元からまつ毛を立ち上げるため、カールをかけるというよりはまつ毛を立たす為に根元を立ちあげるパーマと思った方が分かりやすいと思います。
ビューラーを根元からグッとかけたときのようなイメージが近いかな?と思います。
アジア人は多くの方が下がりまつげです。
ご自身で『まつげが短い』と思っていても、下がっているだけで本当はまつげが長い方も多くいらっしゃいます。
こちらのお客様もご自身のまつげの長さに感動されていました。
自まつ毛が長く濃い方は、まつげが上がるだけでまるでエクステをつけたかのような仕上がりになります。
パリジェンヌの特徴として挙げられるのが
- 根元からまつげを立ち上げる
- 自身の自まつ毛を最大限に長く魅せる
- ビューラーでもなかなか綺麗に上げきれない目尻と目頭も根元からスッと立ち上げ
- 白目に影がつかず光が入り綺麗な瞳に
- まぶたのリフトアップ効果で若返り
- 年齢に合った目元美を表現可能
- 下がりまつげのコンプレックス解消
- くせ毛、逆さまつげの矯正
- 顔印象が驚くほど変化
- マスカラが劇的に塗りやすい
- 視界がスッキリする
など、本当にたくさんの特徴・メリットがあります。
マツエクの接着剤にアレルギーがある方や、職場でエクステが禁止されていて今まで目元の施術ができなかった方でも、パリジェンヌラッシュリフトの施術を行うことで、毎日のお化粧を楽にすることが可能になります。
二つのパーマ技術における違いは大きくわけて3つ
仕上がりに関する違いをご説明しましたが、その他技術的にも従来のまつ毛パーマとパリジェンヌラッシュリフトには違いがあります。
施術に使用する薬剤の違い
まず最初に違う点が、使用する薬剤の違いです。
さきほども少し触れましたが、従来のまつ毛パーマに使用する薬剤は毛髪に使用するパーマ剤と同じものを使用している商品もあります。そのため、まつげパーマの施術はグレーゾンと言われているのですが、
パリジェンヌラッシュリフトで使用するセッティング剤(薬剤)は完全化粧品登録がされていて、安全性が高く低刺激のものになります。
また、まつげの根元の新生部への施術になるので、繰り返し施術してもまつげ自体はダメージを受けにくいのです。
施術に使用するロッドの違い
まつ毛パーマを施術する際に使用するのがロッドと呼ばれる、形を固定させるための土台です。
従来のまつげパーマでは、お客様の希望の仕上がりのカール感に合わせてロッドを選んでいきますが、
パリジェンヌラッシュリフトでは基本的にロッドは1種類になります。(お客様のまつげの長さによって使い分けることもありますが、基本的には一種類。)
見た目は従来のロッドと変わりませんが、形状が従来のものと異なるため、根元からまつげを立たせるという技術を行うことが出来るようになったのです。
施術工程と施術時間の違い
従来のまつ毛パーマとパリジェンヌラッシュリフトでは施術時間に少し差があります。
従来のまつ毛パーマの施術時間が30分〜45分という時間枠に比べると、
パリジェンヌラッシュリフトは1時間〜1時間半という時間枠でご予約を受けているサロンさんがほとんどかなと思います。
これは施術工程とお薬のパワーの違いに基づきます。
パリジェンヌラッシュリフトではお薬の浸透をよくするために、1液・2液共に2度づけを行います。また、1液のあとはきちんと中間水洗(1液が残らないように一度水で拭き取ること)を行ってから、再度まつ毛をまき直し、2液の工程に入っていきます。
従来のまつ毛パーマよりも工程をかけ施術していくので、施術時間も少し長めになります。
【技術者の方へ】パリジェンヌラッシュリフトを導入した感想
ここより下は同業者の技術者の方に対しての内容になります。
パリジェンヌラッシュリフト導入サロンが増えて来ていて、導入を悩まれている方も多いかと思います。
私がメニューに入れた感想は、
『入れて正解!!』
だったということです。
その理由として
- マツエクが映えにくい下がりまつ毛の方のお悩みが解消できる
- マツエクが出来ない方への施術が可能になった
- 施術を受ける方の年齢層が広がる
という3点です。
マツエクはちょっと・・・と懸念されていた年代の方でも、娘さんの施術を見てご来店されたり、
昔まつげパーマをしていてまたやってみたいという年代のお客様が増えるきっかけになりました。
個人的には上記の3点の他に、エクステの施術よりも自身の目が疲れにくい、単価が安定してるというメリットも感じております。
技術習得にかかる時間として、まつ毛パーマを今までしたことのある経験者の方であれば、基本的な技術過程は変わらないので、コツをつかむまで数名モデルさんを施術するとメニューですぐ打ち出していけます。
初心者の方は巻き上げの練習からになるので少し時間がかかると思っておいた方がいいかなと思います。
マツエクからパリジェンヌに移行されるお客様も3割ほどいらっしゃり、
私自身今まで数年間マツエクをして来ていましたが、パリジェンヌを一度かけてからはラッシュリフト派になりました。
従来のまつ毛パーマと比べると進化を見せたパリジェンヌラッシュリフト。
ぜひ一度施術されてみてはいかがでしょうか??
さらにパリジェンヌラッシュリフトについて詳しくはこちらの記事がおすすめ!
マツエクとパリジェンヌラッシュリフトのメリット・デメリットの比較はこちら↓
パリジェンヌラッシュリフトをかけたいけど一重で効果が出るのか疑問に思う方はこちらの記事を↓
筆者が訪れてよかったサロンをごく一部ですが、ご紹介します!
【東京・青山】ローズラッシュ
【大阪】心斎橋【アクネ】
全国のパリジェンヌラッシュリフトサロンは24時間予約OKのホットペッパービューティー