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スペインのネイル事情と日本人ネイリストの求人について

その他美容ネタ
日本人のようにアートしている人は少ない

マツエクの技術者の私ですが、もともとネイルのメニューもサロンで行っていました。

スペインに来てからはマツエクのみ行っていますが、やはり同じ美容業として街を歩いていてもネイルサロンを見かけるとのぞいて見たり、マツエクのお客様ともネイルに関する話をしたりすることも多いです。

今回、日本に住むネイリストの方にスペインのネイル事情はどうですか?とご質問をいただきました。スペインのネイル事情と、日本人ネイリストがスペインで仕事を見つけるには?ということを書いていきます。

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日本とは違うスペインでのネイル事情

まず最初に、スペインでのネイル事情について。

日本のようにジェルは流行ってるの??

それとも外国に多いポリッシュ(マニキュア)で短い期間でチェンジするのが主流なの??

というのが浮かんでくる疑問ですよね。

スペインでは基本的に、『シェラックネイル』というものが主流になっています。

シェラックネイルとは、2010年にアメリカ発で誕生した商品で、

簡単にいうとジェルとマニキュアの間のようなものになるそうです。

マニキュアよりも長もちするけど、ジェルほどは持たないというものです。

持ちは約2週間ほど。

マニキュア・シェラック・ジェルをわかりやすく比較してみたのが次の図。

3種類を比較!マニキュアシェラックジェル
時間約30分約30分約1時間〜2時間
持ち約1〜2週間約2〜3週間約3〜4週間
料金
自爪のサンディングなしなし有(基本的に)
オフ時のホイルなし有り有り
UVライト使用しない使用使用

そしてスペインではシェラックもだいたいワンカラー、もしくはフレンチくらいのシンプルなデザインをされている方が多いです。

そしてネイルサロンはどのくらいあるのか?ということですが、

スペイン人はもちろん中国人の経営しているネイルサロンなど、結構多く存在し街のいたるところに見かけます。

価格も日本と比べるとやすく、15ユーロ前後からが一般的です。

ハンドとフット両方合わせて30ユーロからだったりと、日本よりも気軽にネイルを楽しむことができます。

個人的な印象としては、学校の先生や美容室のお客さん、カフェやレストランなど自分の生活の周りにいる女性でネイルをしているかたはそんなに見かけることはないかも・・・。

日本でのジェルネイル人口ほど、常にネイルをしているという女性は少ない印象でした。

日本のようにアートしている人は少ない・・・

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日本人ネイリストの需要・求人はスペインであるのか??

さて、次に日本人のネイリストの需要があるかということですが、

需要はあると思います。

お店こそたくさんありますが、細かいアートやグラデーションをきれいにできる技術者が少ないそうです。私のマツエクのお客様もおっしゃっていましたが、グラデーションの施術をお願いしたら

『できない』と言われたそうです。

スペイン ネイリストの需要について

細かい技術は日本人の得意技!

ただ・・・

細かい技術ができる日本人の技術は高いと思いますが、そこまでジェルやネイルアートが一般的ではないので、細かい技術の需要は少ないと思います。

となると・・・

ネイリストとしてどうやって生活していくのかということになりますよね。

まずネイリストとしてスペインで生活して行くためにまず必要なのが語学力です。

当たり前ですが、現地のサロンに就職しようと思えば現地の言語が必要になります。

特に美容業は会話を楽しみにご来店されるお客様も多いですよね。それは日本と変わらず世界中どこの国でも同じです。

私も実際現地のサロンで働きたく、履歴書をマツエクサロンに送ったりしました。後日電話がかかってきたけどうまく会話できず、その後届いたメッセージでは、キャリアは興味深いけどお客様との会話はスペイン語になるからやはりスペイン語がもっと喋れないと雇えないとつたえられました。

技術があるのに、働けないという事実がすごく悔しかったですが、

当然のことだと思いました。

自分の生活をしていくレベルのスペイン語と、

お客様と世間話をするスペイン語のレベルって結構差がありますよね。

美容師、ネイリスト、アイデザイナーがスペインに来て現地の仕事をゲットすることは、かなりの語学力がないとかなり難しいです。

となると、日系サロンはどう?!という考えになるかと思います。

2019年9月現在、スペインには日系美容室はマドリッドに1件(オープン前)、バルセロナに3件あります。

そしてこれはアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツ、フランス、シンガポール・タイなどの主要国にある日系サロンの数と比べると、かなり少ない数です。

そして日系サロンが見つかったとしても、ワーホリビザで渡航してくる美容業の人が少ないため、求人があったとしてもスペインで住み続けることができるビザを持ってるか、もしくは学生ビザで学費を負担しながらという形におそらくなると思います。

なぜかというと、ワーホリで美容師さんが多く来るカナダやオーストラリアは、帰る美容師さんがいても、また来る美容師さんがいるからです。美容師さんの入れ替わりは激しいものの、くるくるとお店は回っていくからです。

ですが渡航者が少ないと結局ワーホリビザで雇ったサロン側も、その人が帰ったあとにお客さんをどうしよう・・・となってしまうのが実際のところなのです。

私もワーホリビザでの滞在になるので、お客様全員に、来年の3月で一度日本に帰らなければいけないということを伝える形で施術させていただくことになりました。

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まとめ:めっちゃ勉強してくるか、諦めないことが大事

結局はっきりしない感じになってしまいましたが、

結論からいうと、ネイリスト一本でスペインで生活していくなら語学力を前もってつけてきたほうがいいです。

学校などに通ってスペイン語を覚えながらネイルもしていたい!というのであれば、しっかりとした貯金と、自分で出張などで施術するために集客の方法を考えて来た方がいいです。(私はサロンのお客様以外の集客はこのサイト経由で行っています)

日本人向けの現地の掲示板などもありますが、だいたい飲食店の募集が多く美容業の募集は見たことがほぼないです。

ですが、ネイリストの求人が出ていなかったとしても、日系サロンに掛け合ってみるのもいいと思います。

実際私がそうだったのですが、あらかじめサロンを調べて現地に着いてからコンタクトをとり、自分はマツエクの技術をできる場所を探していますということを伝えました。マツエクがそもそもその美容室のメニューにないので、求人も出てなかったサロンです。でも、実際にサロンで話す時間をとってもらえることになり、自分の思っていることや、今後の事などをとても親身になって聞いてもらうことができ、契約を結んでもらえることになりました。

なのでネイリストの求人が出ていなくても、自分でトライして行くことが本当に大切です!!

海外と日本の違いは、どれだけ自分ががつがつ行くかだと思っています。

特にこのスペインは世界的に見ても若者の就職難とされており、スペイン語も話せない日本人が仕事を得るのは本当に大変です。

個人的には、日本でネイリストのキャリアや経験がちゃんとあれば、こっちでスペイン人ができない技術で勝負していけるのでは?!と思います。

手に職があっても、日本にいる時のように簡単に仕事が見つかって稼げるわけじゃない。

でもだからこそ、働く環境があることのありがたさや自分の技術を受けに来てくださることがとてもありがたいことなんだということにも改めて気づかされました。

スペインのワーホリはまだ始まって間もなく、英語圏に比べると渡航者は少ないですが、私は日々スペインが本当に好きになっていっていて、大変なことももちろんたくさんあるんですが来てよかったと思っています。

いつか渡航者が増えて来たら上限の500人も抽選になったりしてしまうかもしれないし、

チャンスはあるうちに掴んでおいたほうがいいかもしれませんね。