マツエクの施術が終わり、仕上がり確認のため鏡をみると
『あれ??目が充血してる』
なんて経験ありませんか?
すぐに引く充血も、引かない危険な充血にも原因があります。
今日はマツエクをつけた際に起こる充血についての説明です。
マツエクの際に充血が起こる原因
まずなぜ眼球には触れない施術なのに充血が起こるのでしょうか??
原因として考えられるのが、
- グルー(接着剤)に科学的よる刺激
- テープによる物理的刺激
- アレルギーの可能性
の3つに分かれます。
グルー(接着材による刺激)
マツエクのグルーは揮発成分が含まれており、人によってはこの揮発成分で“沁みる”という感覚を引き起こす方もいます。
マツエクをする時に目の周りにテープを貼られますよね?上まぶたに貼られるテープが施術者の見極めにより引き上げられ過ぎた時、目はうっすらと開いた状態になってしまいます。
その状態で施術を長時間することによりうっすらと開いた目がグルーの揮発成分の刺激を受けてしまい、施術後には目が充血してしまうことがあります。
さらにもともとドライアイの方は、目の水分量が少ないためグルーの刺激を受けやすく充血を起こしやすいです。(充血がひどくなる可能性があるのでドライアイの方はコンタクトレンズは外してから施術してもらうようにしましょう)
テープによる物理的刺激
さらに下まつ毛を止める際に下まぶたに貼るテープでも充血が引き起こされる場合があります。
このようにテープが食い込んで貼られている状態だと、粘膜にテープがあたり充血を引き起こす可能性があります。さらにはきちんと保存されていない衛生面的に雑菌のついてしまっているテープを使用されていた場合はテープの端が粘膜に当たることにより、アレルギーを引き起こす可能性もあります。
このように、ギリギリに貼りますが粘膜に当たらず、食い込んでいない状態が理想的です。
意外とテープ一つにもマツエクの場合はアレルギーや充血を引き起こす原因が潜んでいるのです。
ですがどちらも施術後2〜3時間以内には治ることがほとんどです。気づけば充血していた目も治っていてなんてこともあるのではないでしょうか?
また、テープは違和感(当たっている・チクチクするなど)があればアイデザイナーに言って貼り直してもらいましょう。
また、同じサロンで充血が毎回起こる場合はグルーが合っていなかったり、テープワークがうまくできていない可能性もあるので、サロンを変えてみるのも一つだと思います。
数時間経っても引かない充血はアレルギーの可能性も!!
そして一番気をつけなければいけないのが、“数時間経っても引かない充血”です。
『1日経っても充血してる…あれ??3日経っても充血してる…』
という場合は何かが原因でアレルギーが起こっている場合があります。
また、『いつも通っているサロンで突然充血が起きてなかなかひかない!』という場合に考えられることは、マツエクの揮発成分がマツエクをする度に蓄積されていき、ある日突然アレルギー反応を起こすことがあります。(花粉症などと同じように蓄積されるとある日突然アレルギー症状がでるという事です。)
長引く充血の場合は眼科に行くことをおすすめします。
眼球が大きい・皮膚が薄い方にも充血は起こりやすい
その他にも充血になりやすい原因として、
- 眼球が大きい
- まぶたの皮膚が薄い
- 眠っている間に目が開く
などの理由もあります。
自身の経験から思うことですが、眼球が大きい人は大体の方がまぶたの皮膚が薄いです。
まぶたの皮膚が薄いと、上のテープを貼っただけでも目が開きやすくなります。さらにはそういったお客様が施術中に眠ってしまうと、非常に目が開きやすいです。
お客様が眠って目が開いていることに気づかず施術を続けてしまうと、先ほど説明したのと同じようにグルーの揮発成分が原因で充血が起こります。
眠ってしまったなと思ったり、眼球が大きい方は施術中何度か目を覗き込むように反対側から、目が開いていないかチェックしましょう。
私はお客様が眠って目が開きかけてきたら上のアップテープを剥がして施術したりします。あとは元からテープなしで施術する場合も。
お客様に合わせたテープワークが重要です。
持ちや価格もお店選びの基準ですが、テープワークや施術途中でのお客様にも配慮してくれるお店選びも重要かなと思います。
少し意地悪かもしれませんが、『充血ってなんで起こるんですか?』
と担当者に質問していてもいいかもしれませんね。
施術後に充血が気になった場合は目薬をさしてもOKです。
ですが、もし必要がない場合はお目元周りは水分がない状態の方がいいので、
5、6時間は水に濡らさないように気をつけてくださいね!